スマホで音楽を聴くとき、左右のイヤホンが分離独立している「完全ワイヤレスイヤホン」を利用する人が増えています。でも、この場合は片方のイヤホンを失くしてしまうこともありますよね。実はそのような経験をした人には、イヤホンがケーブルやワイヤーでつながった「ネックバンド型(非完全)ワイヤレスイヤホン」がかなりオススメなんです!
【1】紛失しにくい
左右のイヤホンが独立した、いわゆる「完全ワイヤレスイヤホン」は、高性能で音質もよくて便利ですよね。でも、充電ケースと左右のイヤホンがそれぞれ独立しているため、紛失するリスクがあります。実際、筆者も過去に充電ケースやイヤホンを片方だけ紛失した経験があります。
たとえば、ソニー「WF-1000XM5」は、Amazon価格でも3万円以上しますので、もし失くしてしまうとそのショックは計り知れません(24年10月現在)。
しかし、ネックバンド型(非完全)ワイヤレスイヤホンなら、左右のイヤホンがワイヤーでつながっているため、イヤホンが耳から外れても失くすことはほとんどありません。
今回は、ソニー「WI-C100」を例に解説しますが、その形状を一目見れば理解していただけると思います。
【2】バッテリーが長時間持つ
ネックバンド型ワイヤレスイヤホンは、ワイヤー部分にバッテリーが搭載できるため、比較的稼働時間が長めです。たとえば、ソニー「WI-C100」は連続再生時間が25時間なんですね。一方、完全ワイヤレスイヤホンの場合は、イヤホンにバッテリーを搭載すると重くなってしまうため、物理的に大容量バッテリーを搭載できません。
もちろん、充電ケースを使って充電すれば24時間以上使うことができる場合もありますが、充電中に音楽を聴くことはできません。
たとえば、ソニー「WF-1000XM5」の場合は、イヤホン単体で最大12時間(NCオン:8時間)、充電ケース使用時では最大36時間(NCオン:24時間)となっています。
1日中音楽を聴いていたい場合は、実は、ネックバンド型ワイヤレスイヤホンのほうが有利なのです。
【3】価格がかなり安い
今や、完全ワイヤレスイヤホンは、ダイソーや3COINSなどでも1,100円〜3,300円程度の低価格で発売されています。
しかし、このような製品の性能は最低限であり、ある程度の音質や機能が搭載されたモデルは非常に高価になります。たとえば、ソニーのフラッグシップモデル「WF-1000XM5」は4万1,800円(Amazonでは3万580円)となっています。
しかし、ネックバンド型ワイヤレスイヤホンならもっと安く入手できるでしょう。ソニー「WI-C100」は4,950円(Amazonでは4,428円)で購入できます。他社の製品を見ても、価格帯は2,000円~5,000円程度です。
もちろん、WI-C100にはノイズキャンセル機能がないですし機能的にはWF-1000XM5に劣っている部分もありますが、1/7程度の価格で買えるのは大きな魅力ではないでしょうか。
【4】左右のイヤホンで同期ズレがない
完全ワイヤレスイヤホンは、左右それぞれのイヤホンがスマホとBluetoothで通信しているため、まれに左右のイヤホンで音ズレが発生することもあります。
これは、何度か再起動することで直ったりしますが、ネックバンド型ワイヤレスイヤホンなら、左右のイヤホンはワイヤーでつながっているため、基本的に同期ズレすることはありません。
もちろん、Bluetooth接続なので完全ワイヤレスイヤホン同様、スマホの映像と音声のズレは発生することはあります。タイミングがシビアな音ゲーなどをプレイする際は、どちらのタイプでも注意が必要ですね。
【5】物理ボタンがあって操作しやすい
完全ワイヤレスイヤホンはイヤホン本体が小さいため、物理ボタンが搭載しにくく、タッチセンサーで操作するのが一般的です。
タッチセンサーの操作は簡単で便利なのですが、誤タッチすることもありますし、手袋をしているときや手が乾燥していると反応しないこともあります。
しかし、ネックバンド型ワイヤレスイヤホンはワイヤー部分に操作ボタンが配置され、手元でボタン操作ができます。
イヤホン本体のタッチ操作よりも誤操作しにくく、ボタンが大きいので押しやすいのがメリット。手元で実際にボタンを確認しながら操作できるで、扱いやすさがまったく違うんですよ。
まとめ
いかがでしょうか? 今回はあえて今、左右のイヤホンがつながっているネックバンド型(非完全)ワイヤレスイヤホンのメリットを5つ紹介しました。
値段が安くバッテリーの持ちがいい。しかも、イヤホンを失くすリスクがほとんどないのです。もし、完全ワイヤレスイヤホンで、イヤホンや充電ケースを失くした経験のある人は、一度、ネックバンド型ワイヤレスイヤホンも検討してみてはいかがでしょうか?
もちろん、ネックバンド型ワイヤレスイヤホンはワイヤーでつながっているため、引っかかって断線したりするデメリットもあります。
また、ソニー「WI-C100」で紹介したメリットがどの製品にも当てはまるわけではありませんので、購入時は必ずスペックを確認してくださいね。
※文中の価格はすべて消費税込みです。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2024年10月)。
文・西澤浩一/提供元・オトナライフ
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