そこで、フルシンキングラインとティペット&フライの組み合わせに戻してリトリーブレンジを少しずつ上げていくと、水深7~8mのレンジで40cm級を連釣。しかし、ここでも大型のアタリはない。
松手沢ワンドで64cmキャッチ
次は松手沢ワンド。ここは2つの沢が流れ込むインレットで、水の動きがあるため酸素量が多く、魚が集まりやすい。
松手沢ワンドの様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
水深が浅いため、ここではシンクティップタイプⅡのラインを使う。ワンド中央でアンカーを下ろし、まずは浅場から探っていく。
すると、1投目でズドン。アタリと同時に横走りを始め、止まったところで一気に間合いを詰める。このワンド内にも低木が沈んでおり、それらに巻かれればブレイク必至だ。
魚が見えてからはコントロールしながら弱らせて、水面に横たわったところをネットイン。婚姻色の出た下アゴの曲がったオスのニジマスだ。メジャーを当てると64cm。ここでの釣果はその1尾のみ。
オスの64cmニジマス(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
ワンド下流で56.5cmヒット
その後は、ワンド下流の岸際のカケアガリを斜めにフライを通していく。チビマスを2尾釣ったあと、再びガツンと大型のアタリ。
中層でのアタリのため障害物はない。走りたいだけ走らせて、止まったところを寄せる。尾ビレの欠けた魚体だったが、体高のある56.5cmのニジマス。
この辺りでは、ポツポツとアタリがあり、レギュラーサイズを中心に釣れた。
尾が切れた56.5cm(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
当日の釣果
当日の釣果は33~64cmを13尾だった。使用したフライパターンはミンクのマイクロゾンカー。パールイエローやサーモンピンクにアタリが多かった。
これらのマテリアルは市販されていないので、ホワイトのミンクファーを購入して、自分で染色している。