「勤めている会社が倒産した場合、解雇扱いとなります。そもそも危ない会社に入社しないことはもちろん、勤めている会社が倒産しそうな場合、早く確実に離れることも、キャリアと自分の身を守るために重要です。」
そう語るのは、経営コンサルタントの横須賀輝尚氏。会社が倒産してしまうとき、事前に打てる手は何か? 今回は、横須賀氏の著書「プロが教える潰れる会社のシグナル」より、再構成してお届けします。
面接で「夢を語らせる」会社は危ない?組織運営というものは、本当に会社それぞれのもので、正解などはありえません。
そんな中でも、「例えば」ということでひとつ。面接のときに、求職者に「夢を語らせる」会社は危ないという話があります。これはなぜでしょうか??
「夢を語らせる」というのは、現実的な数値目標のことではなく、抽象的な空想的ないわゆる「夢」です。夢を持つことはとても素敵なことですが、会社経営は数字先行。夢だけでは食べていけません。壮大な夢だけではなく、現実的なことを言える・できる人材が必要であり、夢だけを語る人材は、戦力にならないというわけです。
別の視点でみれば、人事選考のときに人事部だけでなく営業部がきちんと面接や選考に立ち会う会社は現実的ということ。
ちょっと抽象度が高い話ですが、会社のスタンスとしてきちんと数字を追っているか、それともそのあたりが曖昧なのか。そういう話でもあるといえるでしょう。