陽光に映えるシャワーのような梅の花が眩しい。

園内は屋台があったり、足湯があったり。梅園はこれまでもいくつか行きましたが、ほかにはない飽きさせない仕掛けづくりがなされていると感じます。

なんと滝まであります。滝つぼに映えているのが山葵(わさび)っていうのも伊豆の玄関口、熱海らしいなと思います。

滝は裏手に回れて滝つぼに落ちる水の向こうに咲く梅を観ることができます。熱海梅園の開園は明治19年。古い歴史がありその時からあるものかどうかはわかりませんが、歴史を重ね、いくつかの試行錯誤の結果このようなアイデアがいくつも取り入れられたんだと思います。

梅園は平野の少ない熱海のやや山がちな場所にあり、かつ広いのでそこそこ歩きます。実は熱海梅園は当時の内務省の提唱で作られたのですが開園の目的は「温泉に浸かるだけでなく、国民を運動させるため」だったそうで。国がもくろんだ通り結構歩き運動をさせていただきました。

新幹線を使えば東京から1時間でアクセスできる熱海梅園。春の訪れを感じに訪ねてみてはいかがでしょうか。

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年2月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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