■ありそうでなかったアイデアを生み出して

雑居ビル群のような広辞苑の「看板」 ただの飾りではなく実用度が高いアート作品で…
(画像=『Sirabee』より引用)

「繁華街になる看板付箋」を思いついたきっかけは、繁華街に並んでるたくさんの看板が、純粋に付箋が本から飛び出してる様子と似ていると思ったところから。真面目な参考書が不真面目な仕様になっていく様子が面白い”化学反応”だなと思ったこともきっかけだった。

いしかわさんは、普段から物事を観察することを重要視。似ている事象同士を組み合わせて、ありそうでなかったアイデアを考えることを頭の中でよくやるという、天才的な思考回路を持っている。

一方、同じポストに掲載していた「一輪挿しになる印鑑」は、宅配便が来た時に無くさない印鑑を考えてみようと思ったことがきっかけ。ただ、印鑑を玄関に置いておいても見た目が地味なので、どうせなら使ってない間もインテリアとして空間を飾るものになればいいなと思い、玄関に飾りたくなる一輪挿し印鑑を考えたとか。

日常に転がっている様々な物事を観察する中で、ありそうでなかった、ユーモアたっぷりのいしかわワールドが生まれているわけである。