昨季のラ・リーガ優勝とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇の2冠を達成したレアル・マドリード(スペイン1部)だが、その立役者の1人にもなったスペイン代表DFダニエル・カルバハルが長期離脱。その代役に動く可能性が取り沙汰されている。
メインターゲットとして盛んに関心が取り沙汰されているのが今季限りでリバプール(イングランド1部)との契約が満了となるイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドだとされている。しかし、スペイン『レレボ』によれば、所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガムの親友でもある同選手の獲得に失敗した場合に備えてマドリードは他の選手もリストアップしているようだ。
その候補がマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)でプレーするポルトガル代表DFディオゴ・ダロト(25)だという。ただ、ダロトには移籍金5000万ユーロ(約78億5000万円)が必要となることから、マドリードの財政状況を鑑みて厳しいオペレーションのようだ。
下部組織時代からプレーしたポルト(ポルトガル1部)でプロキャリアをスタートさせたダロトは、2018年夏にユナイテッドへ加わると、ミラン(イタリア1部)へのレンタル移籍を経験。対人守備の強さなどを武器に昨季はクラブ最優秀選手にも選ばれた。
なお、エリック・テン・ハグ前監督の後任として新指揮官に就任したルベン・アモリム監督はダロトについて「彼は非常にパワフルだ。彼はつねにフレッシュに見えるから、我々は時々ローテーションを採用しなければいけない。彼はロボットではないからね。私は彼は右サイドの方がより良いプレーをすると思う。彼は両サイドでプレーできる非常に優れた選手だ」と賛辞を送っている。