1964年、臨死体験をしたという元消防士のビル・レットソン氏が、死後の世界について語った。彼はその体験を「宇宙的オーガズム」のようだったと表現し、人々に驚きと感動を与えている。死後の世界とは一体どのようなものなのだろうか? 彼の証言から、その一端を垣間見てみよう。

インフルエンザによる入院と臨死体験

 1964年、カリフォルニア州サンタバーバラで消防士として働いていたレットソン氏は、感染したインフルエンザが重症化し、病院に搬送され集中治療室に入った。そして、その夜、不思議な体験をすることになる。

 2023年、レットソン氏はShaman OaksのYouTubeチャンネルで、「その夜、私は体から抜け出し、星空の世界を飛んでいることに気づきました」と語った。彼は「壮大な星々と球体」を見て、周りの人々は皆「とても歓迎してくれている」と感じたという。「人間が感じたいと思うすべての感情を感じました。受容、愛、喜び、そして抱擁。怒り、恨み、悪意、嫉妬といった、自分自身に対するネガティブな感情はすべて消え去っていました」と彼は振り返る。死後の世界では、ネガティブな感情は持ち越されないのだろうか?