■私宅での監禁の慣習は珍しくない
WHOや英ガーディアン紙の報告によると、フィリピンの農村地域ではこのような慣習は決して珍しくないという。
そして、2004年のスリランカとインドネシアで起きた津波のような自然災害、そしてフィリピンでの2013年の台風は、最も必要とされている地域に、精神保健ケアを広めるための触媒となり、過去20年間、これらの国々のメンタルヘルスケアは、大きな飛躍をしたと付け加えている。
しかし、これをフィリピンやインドネシアの過疎村の話だと思ってはいけない。何と日本も精神障害者を自宅の一室や敷地内の小屋などに閉じ込め、監禁する「私宅監置」が、1950年までは合法的に行われていたのだ。
このケースは、マノールさんの近隣の人々も貧しく、病院に連れて行く発想や、金銭的余裕がなかったと思われる。しかしジェダさんによってマノールさんの置かれた状況がSNSで拡散され、マノールさんが注目を浴びたのは不幸中の幸いだった、と思わざるを得ない。
もしジェダさんが、マノールさんの檻の側をハイキングの途中に通らなければ、彼女は今後何十年も幽閉され、そして亡くなっていたであろう。
提供元・TOCANA
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