ブラジル人FWルーカス・ブラガは、ブラジル2部サントスから清水エスパルスへの期限付き移籍が、2024年12月31日に満了。J1昇格・J2優勝の立役者であるだけに清水残留を望む声も多いが、選手本人は他クラブでのプレーを視野に入れているという。
2024年7月のスタッド・ランス戦で2ゴールと、日本代表FW伊東純也やFW中村敬斗を凌駕するパフォーマンスで注目を浴びていたルーカス。J2リーグ32試合のスタメン出場で8ゴールを挙げるなど、元日本代表MF乾貴士とともに攻撃陣を支えていた。
ルーカスの去就を巡っては、ブラジルメディア『iG Esporte』は11月5日に「ルーカスには日本とブラジルのクラブが関心」と、争奪戦の可能性を報道。ブラジル1部SCインテルナシオナル、クルゼイロ、アトレチコ・パラナエンセ、メキシコ1部ティグレスからの関心も取りざたされているほか、買い取りオプションの設定額は150万ドル(約2億2000万円)とみられる。
するとサントスの専門サイト『Diario do Peixe』は11月25日、選手サイドの意向について「彼は清水に感謝しているが、清水に戻ることは考えていない。より競争力のあるプロジェクトを期待している」とリポート。他クラブからのオファーを待っている可能性があるというが、現時点でJリーグ他クラブからの関心やオファーは報じられていない。
なおサントスはMFディエゴ・ピトゥカ(元鹿島アントラーズ)、MFジョアン・シミッチ(元川崎フロンターレ、名古屋グランパス)らの活躍もあり、1シーズンで1部復帰。ただ同クラブの会長は、ルーカスの復帰について否定的な姿勢を見せているという。