CX-3はデミオベースのスタイリッシュなコンパクトSUV

違いがわかりにくい人気のコンパクトSUV、CX-3とCX-30を徹底解説
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

2015年2月に発売されたCX-3は、「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」というマツダ独自の次世代車両構造技術を一部に採用し、「人馬一体」による「走る歓び」を実現しています。なお、CX-30は、同技術が全面採用されています。

デミオよりもひと回り大きいボディは、全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mmとすることで、1,550mm制限のある機会式立体駐車場にも入庫できるサイズとしたことが美点です。

また室内の後席は、前席よりも高く内側に配置することで、前方見晴らしを良くして快適性を確保。ただし足元空間は、Bセグメント級SUVの平均的な広さで、ひと回り小さいAセグメントのダイハツ ロッキー/トヨタ ライズよりも狭い印象です。

荷室容量(VDA)の350Lは、ひと昔前のCセグメントハッチバック(先代フォルクスワーゲン ゴルフ)並のサイズとなっています。

登場時、やや難があった乗り心地は、2018年5月の商品改良などで改善されています。

パワートレインは、1.5Lディーゼルにはじまり、2.0Lガソリン、1.8Lディーゼル、1.5Lガソリンの順で投入。トランスミッションは、6速ATのほか6速MTも設定されていましたが、2023年9月の商品改良を期にMTは姿を消しています。

おすすめグレードは、タマ数が多い「15S Touring」と「XD Touring」。街乗り中心であれば「15S Touring」、高速道路も使うのならディーゼルを積む「XD Touring」が適任です。