詩人・谷川俊太郎さんが手掛けた最後の翻訳絵本『クリスマスはいっしょの時間(スヌーピーえほん)』が、2024年12月2日に発売されます。本書は『ピーナッツ』でおなじみのチャールズ・M・シュルツによる絵本を、日本語で再構築した心温まる一冊です。谷川さんの訃報を受け、予約が急増したため、発売直後に緊急重版が決定しました。
谷川俊太郎さんが紡ぐ、最期の『ピーナッツ』
谷川俊太郎さんは、1952年の第一詩集『二十億光年の孤独』以来、詩、絵本、翻訳など多岐にわたり活躍。
1969年からは『ピーナッツ』の日本語訳に取り組み、2020年には全1万7897編を収録した『完全版ピーナッツ全集』を世界で初めて個人完訳するという偉業を成し遂げました。
『クリスマスはいっしょの時間』は、谷川さんが生涯を通して取り組んできた『ピーナッツ』との歩みの集大成であり、彼が翻訳を終えた最期の作品です。
世界中で愛されるクリスマス絵本が日本初登場
『クリスマスはいっしょの時間』は、1964年にアメリカで刊行された『しあわせはあったかい子犬』のクリスマス版。
スヌーピーやチャーリー・ブラウンたちと一緒に過ごす楽しいクリスマスの時間を描いた絵本です。
日本では初の出版となり、谷川さんの美しい日本語で綴られた物語を楽しむことができます。
同時発売『しあわせはあったかい子犬』も装い新たに登場
本書の姉妹編である『しあわせはあったかい子犬(スヌーピーえほん)』も、同日に新装版として再登場。
1962年の初版から60年以上愛され続けるこの名作も、谷川俊太郎さんの翻訳で新たな命を吹き込まれています。
新刊情報
『クリスマスはいっしょの時間』
- 著者:チャールズ・M・シュルツ
- 訳者:谷川俊太郎
- 仕様:A5変型判 / 68頁
- 税込価格:1,540円
- ISBN:9784309257877
『しあわせはあったかい子犬』