ケロッグ氏が意味する「力」というのは「アメリカの軍事力」を意味します。同氏は過去に発表した報告書の中で米国によるウクライナへの軍事援助を強化することで、ウクライナをロシアとの交渉のテーブルに着かせることを提言しています。
しかし、ウクライナが停戦要求に応じない場合が、軍事援助を打ち切ることも厭わないとも主張しています。
Keith Kellogg co-authored a research paper in April that called for the U.S. to use military aid as leverage to push peace talks with the Kremlin.XRqSuvhH4c
— The Daily Beast (@thedailybeast) November 27, 2024
キース・ケロッグ氏は4月に、米国が軍事援助をロシア政府との和平交渉を推進するための手段として利用すべきだと主張する研究論文を共同執筆した。
ケロッグ氏が中心となり、選挙期間中に「領土割譲案」なるものがトランプ氏に提示されたとの報道がありました。ケロッグ氏の案が現実となった場合、ロシアのウクライナ領土の占領を既成事実化することになりますが、ウクライナに戦闘を辞めさせる「アメ」として軍事援助が継続されます。
トランプ氏、ウクライナ終戦へ領土割譲案を検討 米報道LTKrL0rTn
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 7, 2024
ウクライナ政府は、ロシアとの衝突を恐れ高性能の兵器の供与を渋るバイデン政権に対して苛立ちを覚えていました。そのため、ケロッグ氏のような積極的にウクライナへの軍事支援を主張する人々が所属している共和党が大統領選で勝利することを期待する人々もいたようです。