デザインコンセプト発表も予定
ジャガーは11月19日、新たなブランドロゴを公開するとともに、ブランドの完全な再構築を行うと発表した。
この再構築は、ジャガーのルーツである創業者ウィリアム・ライオンズ卿の信念「Copy Nothing」まで立ち戻ってのものとのことである。今回の変革は、新生ジャガー・ブランドのクリエイティブ・フィロソフィー「Exuberant Modernism(活気あふれるモダニズム)」によって定義され、大胆なデザインや意外性、独創的な考え方を取り入れ、臆することのないクリエイティビティによって注目を集めるブランド・キャラクターを創り出そうとするものだという。
チーフ・クリエイティブ・オフィサーのジェリー・マクガバン氏は次のように述べている。
「JAGUARのルーツは独創性にあります。JAGUARの創業者であるウィリアム・ライオンズ卿は、『JAGUARはA copy of nothing(なにもののコピーではない)』という哲学を唱えていました。今日のJAGUARに対する私たちのビジョンは、この哲学に基づいています。
新生JAGUARは、『Exuberant Modernism』を中心に据えて構築しており、あらゆるタッチポイントにおいて想像力に富み、大胆でアーティスティック、そしてユニークで臆することのないブランドなのです。
これは、JAGUARの本質を 取り戻し 、それをかつて愛された価値観に回帰させながら、現代のお客様に適したものへと再構築する試みです。私たちは未来に向けてJAGUARを創造し、お客様のライフスタイルやJAGUARコミュニティを豊かにするブランドとしての地位を再構築したいと考えています」
変化の象徴――ジャガーの新しいブランドアイデンティティ
新生ジャガーは、新しいビジュアル言語によって個性を確立するための、まったく新しいブランドアイデンティティを発表した。4つのシンボルにはそれぞれ意味が込められており、ブランド価値を反映し、これから何が起こるのかを知る手がかりになるはずだという。
●Device Mark(デバイスマーク)
ジャガーの新デバイスマークはそのシグネチャーであり、幾何学的なフォルム、シンメトリー、シンプルさといったモダニズムの力強い象徴であり、視覚的な調和を保ちながら大文字と小文字をシームレスに組み合わせることで、意外性を示したとのこと。
●Strikethrough(ストライクスルー)
大胆な直線的グラフィックが、ジャガーの圧倒的な存在感と一目でジャガーとわかるビジュアルを生み出し、模倣を打ち破り、既存の価値観を変えるものだとしている。
●Exuberant Colours(活気あふれる豊かな色彩)
新しいブランドアイデンティティの根幹をなすのは豊かな色使いであり、イエロー、レッド、ブルーといった原色は、トーンを決める構成要素であり、常にテクスチャや動きとともに表現されるものだという。
●Makers Marks(メーカーズマーク)
新生ジャガーの「leaper(リーパー)」は、起源を示す大切なマークであり、常に前進し続けるその姿はブランドの卓越性を示し、象徴するものとのこと。モノグラムは完成した作品の証であり、華やかさを加味したり、仕上げのタッチとして使用されるとしている。
Copy Nothing
またこれに基づきジャガーは、12月2日20:00(日本時間12月3日10:00)、マイアミ・アートウィークにて、「Copy Nothing」の発表を行う予定だ。これはジャガーのクリエイティブ・フィロソフィーである「Exuberant Modernism」をデザインコンセプトとして具現化したもので、新ブランドの世界初の公開インスタレーションとなる。
ジャガー担当マネージング・ディレクター、ロードン・グローバー氏は以下のようにコメントしている。
「このような世界的に有名なブランドを生まれ変わらせるためには、臆することなく実行する必要がありました。ジャガーは慣習に挑むとき、常に最高のパフォーマンスを発揮してきました。この精神は、今日の新しいブランドアイデンティティに反映されており、今後数か月かけてさらに明らかになるでしょう。
これは完全なリセットです。ジャガーはその独創性を取り戻し、新しい世代にインスピレーションを与えるため、生まれ変わります。新生ジャガーをようやく世界にお披露目することができるのをとても楽しみにしております」
【問い合わせ】ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689(9:00-18:00、土日祝日を除く)
文・LE VOLANT web編集部/提供元・CARSMEET WEB
【関連記事】
・【比較試乗】「フォルクスワーゲン TロックTDI Style Design Package vs TDI Sport vs TDI R-Line」アナタならどのT-ROCを選ぶ?
・「キャデラック XT4」ジャーマンスリーをロックオン! プレミアムコンパクトSUVの大本命!【試乗記】
・【インタビュー】このプロジェクトを通して日本のモータースポーツをもっと元気にしたい!「ARTAプロジェクトプロデューサー・鈴木 亜久里」
・【国内試乗】「ホンダ N-ONE」見た目は変わらずも中身は大幅に進化
・【国内試乗】「レクサス・ニューLS」徹底的な作りこみを施した常にイノベーションを追求するフラッグシップ