2位:インテル・ミラノ
勝ち点13/4勝0敗1分/得失点差7/イタリア
2022-2023シーズンは決勝でマンチェスター・シティに敗れたものの久々に決勝に進み、セリエAでは昨シーズン、リーグ優勝を果たした古豪。今年もチャンピオンズリーグでは好調で、第5節終了時点で2位につけている。攻撃力に勝るバルセロナと違い、インテルの強みは出場36チームの中で唯一の失点「0」を成し遂げている守備力の高さにある。ターンオーバーを敷く中で、この成績は並外れたものに違いないが、反面、総得点は7点と、現時点でのトップ8チームの中では最少。エースのマルクス・テュラムを温存する場面が多く、それが低い得点率につながっている。ただ、第3節のヤングボーイズ戦では苦戦の末、終盤投入されたテュラムが90+3分に決勝点を挙げ、第4節の強豪アーセナル戦では45+3分にハカン・チャルハノールがゴールするなど、大事な場面できちんと結果を出している。次節のレーバークーゼン戦がヤマだが、強固な守備陣が失点を許さないだろう。
1位:リバプール
勝ち点15/5勝0敗0分/得失点差11/イングランド
プレミア所属チームでは最多6度の優勝を誇るリバプール。直近7年間でも3度の決勝進出、2018-19シーズンには優勝を果たしている。9シーズンに渡って指揮を執ってきたユルゲン・クロップが退任し、アルネ・スロットを監督に迎えた初年度だが、チームは混乱することなく、リーグ戦、チャンピオンズリーグともに首位に立っている。第1節のACミラン戦をドミニク・ソボスライらのゴールで3-1で勝利すると、この試合以降は無失点で、ボローニャ(2-0)、ライプチヒ(1-0)、レーバークーゼン(4-0)と快進撃。そして迎えた第5節のレアル・マドリード戦でも自慢の守備陣がキリアン・エムバペらを完封、アレクシス・マカリテル 、コーディ・ガクポ の2ゴールで撃破。36チーム中唯一の無敗でトップに躍り出た。ここまで総得点が12点とトップ8チームの中でさほど得点力を発揮していない状態ではあるが、今の勢いをそのままに首位をキープできるか期待したい。