積極的な仕掛けや丁寧なスルーパスからチャンスを創出。もちろん自らもゴール前まで顔を出し、得点を決めきる力も十分に披露してきた。今季33試合出場で5ゴール4アシストと数字の上でも申し分ない。加入初年度での活躍ぶりを見ると、来季はますます攻撃の核としての働きを期待できることから手放せない選手5位とした。
4位:佐々木翔悟
昨季の後半戦はほぼ全試合にスタメン出場したDF佐々木翔悟。今季は序盤戦こそベンチスタートも多かったが、第16節以降は先発としてピッチに立ち続けシーズンを通して29試合と多くの出場機会を得た。シーズン途中に守備の大黒柱であるDF鈴木大輔を負傷で欠くこととなった千葉にとっては、極めて重要な役割を果たした選手であると言えよう。
守備はもちろんのこと、強烈なロングシュートや質の高いフィードなど攻撃面でも見せ場を多く作り2ゴール4アシストをマークしている。今季千葉は得点数こそリーグでも3番目に多い数字を挙げたが、一方で失点数は上位6チームのどこよりも多く来季昇格を目指すためにも改善が求められる。鈴木の帰還も必須だろうが、新たな守備の中心として期待も高いことから手放せない選手4位とした。
3位:髙橋壱晟
昨年に引き続き右サイドバックとして攻守両面で存在感を示したMF髙橋壱晟。37試合とほぼ全試合に出場し、今季チームで最も出場時間が長いことからもその重要性が窺い知れる。
守備のバランスを整えつつ、前にポジションを取るFW田中和樹ら攻撃的なタレントを活かすほか、ピンポイントのクロスからゴールを演出するなど機を見た攻撃参加から決定機を作り出せることも魅力だ。右サイドバックが定位置となっているものの、センターバックや中盤中央でもプレー可能な髙橋。こなせるポジションとプレーの幅が極めて広く、代えの利かない選手の1人であることから手放せない選手3位とした。