2.BRTしかないから交通アクセスは最悪 晴海フラッグと新橋駅を結ぶ東京BRTは乗ってしまえば、メトロよりも快適です。「はるみらい」という敷地内の停留所を出ると、信号は3つだけでノンストップで新橋駅まで到着でき、早ければ6分ほど。問題は運行本数が少なく、最終便が22時台と早いことですが、いずれ解消されると読んでいます。

更に、銀座経由で東京駅丸の内南口まで走る都バスも頻繁に走っており、充分な利便性です。

3.投資目的の未入居住戸が多く、ゴーストタウン化している 確かに、入居率は未だに高いとは言えず、夜に向かいの建物を見ても2割から3割くらいしか明かりがついていません。入居率はせいぜい60%程度ではないでしょうか。

しかし、敷地内の小中学校や商業施設にはたくさんの人が集まって賑わっており、個人的には今くらいの入居者の方が快適に過ごせるような気がします。入居率が高まれば、エレベーターの待ち時間も長くなり、パーティルームなどの予約も取りにくくなります。

という訳で、資産価値のある眺望の良い広い部屋を購入した人たちにとっては、現状の晴海フラッグには特に大きな問題はないというのが、私の結論です。

建物の仕様などケチを付け始めればキリがありませんが、当初の分譲価格を考えれば、極めてバリューな物件であったことは明らかです。

晴海フラッグHPより

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年5月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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