NTTドコモ・ベンチャーズは、同社が運用するファンドを通じて、画像解析AIを用いてインターネットに接続する「コネクテッドTV」の視聴動向を分析するTVision Insights, Inc.へ出資を行いました。

 TVision社が提供するソリューションは、カメラ型センサーの「TVision Sensor」とデジタルメーターである「TVision Meter」を部屋に設置することで、画像解析AIを用いた視聴者属性などの自動検知、視聴デバイスなどの情報のリアルタイム収集、音声検知による視聴中番組や広告のリアルタイム照合などを行います。
 従来の視聴率測定は地上波放送のみを対象としていましたが、TVision社は独自の画像解析AIを用いることで、コネクテッドTVも含めて視聴動向を計測・分析するとともに、これまで可視化できていなかった「誰が」「どの程度注目したか」といった情報の定量化を実現しています。

 米国においてはコネクテッドTVが急速に普及し、地上波放送と映像配信サービスの両方を横断した広告やマーケティング施策の必要性が高まっています。
 TVision社は、コネクテッドTVの分野では全米最大規模の5,000世帯14,000名以上の視聴者サンプルを有しており、視聴率に加えて番組・広告に対する視聴者の感情などのデータを蓄積しています。これらのデータから導き出した視聴動向を広告主やメディアに提供することで、マーケティングプラットフォームとして新たな価値を提供しています。

 NTTドコモグループは約9,600万の国内最大規模の会員基盤などを活用し、企業向けのマーケティングソリューション事業の強化に取り組んでいます。本出資を契機に、米国においてマーケティングプラットフォームとして先進的な技術とサービスを有するTVision社との連携を深めることで、グローバルにおける新たな価値創造をめざしてまいります。

提供元・RTB SQUARE

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