■発売した経緯を販売元に聞いた
エレコムの担当者によれば、「LANブロッカー LD-DATABLOCK01」は2006年10月に発売され、今年で発売18年目のロングラン商品だという。
開発した経緯に関して、担当者は「当時はWinMX、Napster,WinnyなどPeer to Peer(P2P)技術を応用したファイル共有ソフトが話題になっており、知らず知らずのうちに接続しているネットワークから情報が漏れてしまうなど、セキュリティに対する関心が高まっていました。このニーズに対応するため、製品化に至りました」と説明する。
最近はパソコンのセキュリティ対策も強化されているが、どういった利用シーンを想定しているのか。
こちらの質問に関して、担当者からは、「当時は有線接続が主流だったため、離席時や無断使用によるデータ流出防止の点で課題がありました。パソコンを使用しない時に、データ通信を物理的にオフにすることで、データ流出、ウイルス感染、不正アクセスなどを手元操作でON/OFFして防止することを想定しておりました」という回答が寄せられている。
データ流出やウイルス感染時など、パソコンの非常時に何をすればいいか迷ってしまう。もちろん、状況によるが、手動でスイッチを切り替えることが効果的…というシーンもあるはず。
備えあれば憂いなし。いざという時のためにこのアイテムを持っておいて損はないかもしれない。