何投かしたところで、着底から一気にアタリが続きサオが入っていく。そのままズゴーンと締め込まれてヒット。締め込みが元気だが重量がない。上がってくると縞が見えた。やった、イシダイだ! サイズは44cmと微妙な感じだが、でっぷりと太っていた。

磯での石物釣りで44cmイシダイに41cmイシガキダイをキャッチ【三重】アタリ多く満喫イシダイ44cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・白村つとむ)

ヒットするもバラシ

その後も続いたアタリが不意に止まる。時合いは終わりか、何か寄ったのか。数投後、アタリが戻るがなかなか食い込まない。「いくか、いくか」と身構えていると一気にサオが持っていかれた。

ゴンと掛かり、魚を浮かせにかかると重たい。慎重に上げてくるがウネリで前へ出られず、魚が磯の壁に当たりながら上がってくるのが伝わる。「ヤバいな~」と思っていると、サオが跳ね上がってしまった。掛かりが皮一枚だったか?

本命を仕留められて満足

すでにウネリが磯最上部の荷物置きまで掛け上がってきており、それを最後に船長に電話して安全のため早上がりとなった。

サイズ的にはもう一歩だったが、アタリは多く秋の磯を満喫できた。今後まだまだイシダイは狙え、秋の深まりとともに海況も落ち着いて楽しい釣りができるだろう。

当日のタックルは、サオがま石レギスⅢくわせ520、両軸リール3000、ライン・ナイロン20号。仕掛けは遊動テンビン、オモリ35号、ハリスワイヤー36番30cm前後、ハリがまかつ石まつ16号。エサは半日でウニ30個(当日は午前11時までで4個残り)。

<週刊つりニュース中部版APC・白村つとむ/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年11月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。