ポルシェとヘッドのブランドアンバサダーであるアクセル・ルンド・スビンダルが、元世界トップクラスのスキーヤーとしての専門知識を提供
2021年以来、ポルシェは国際的なスポーツ用品メーカーである「ヘッド」と協力してきた。このたび、両社のコラボレーションが新たなマイルストーンを達成した。
「ポルシェ×ヘッド 106シリーズ」により、パートナーは初めてフリーライダー用のスキーを開発した。ミヒャエル・マウアー氏のスタイル・ポルシェ・チームがデザインを担当し、ポルシェのデザインDNAをスキーの世界に導入することに成功した。ポルシェとヘッドのブランドアンバサダーであるアクセル・ルンド・スビンダル氏は、元世界トップクラスのスキーヤーとしての専門知識を提供した。
スキーの開発は、ヴァイザッハのポルシェデザインスタジオと、オーストリアのブレゲンツ近郊のケネルバッハにあるヘッドで行われた。映画『Time:Out』では、スポーツカーとスキーのノウハウがどのように融合したかが描かれている。ポルシェ×ヘッド 106シリーズは2024年11月初旬より発売を開始した。
“完璧なライン”を探るため、ポルシェのヘッドデザイナーのミヒャエル・マウアー氏とスキーのレジェンドであるアクセル・ルンド・スビンダル氏は、スキー、モータースポーツ、デザイン、パフォーマンスへの”愛”を共有している。
そしていま、彼らは長年の夢を叶えた。スタイルポルシェチームとヘッドの開発者たちと共に、彼らはポルシェIヘッド106シリーズのフリーライドスキーのデザインを完成させたのだ。
映画『Time:Out』では、このスキーが開発されるまでのエキサイティングなストーリーが描かれている。ビデオでは、ポルシェとヘッドという2つのパートナーが、スポーツカーとスキー製造における長年の経験をどのように生かしたかが紹介されている。
新しいスキーの開発であれ、スポーツカーのデザインであれ、完璧なラインを追求するとき、一日の仕事の合間の休憩時間が大きな役割を果たすという。
「クリエイティブなプロセスにおいて、休憩時間は非常に重要です。クリエイティビティは印象と衝動、そして意識的に日常に逆らうことで成長します。私は山が大好きで、多くの時間を山で過ごしています。このような休息は、私に必要な距離を与え、アイデアを整理するのに役立ちます」とアクセル・ルンド・スビンダル氏は話す。
彼はアクティブなキャリアを経て、いまは休息と内省の時間を多く持つようになったそうだ。「私たち二人は、賑やかなゲレンデを離れて、人里離れた場所でパウダースキーをすることを好みます。ポルシェ×ヘッド 106シリーズがあれば、機敏で多用途、そして楽しいフリーライド・スキーを手に入れることができると思います」
「ケイマンGT4 クラブスポーツ」のような天然繊維ミックス
ヘッド社は、このモデルをポルシェのオリジナルカラーで限定販売する。今回初めて、持続可能な素材である籐と亜麻が使用された。ポルシェ×ヘッド 106シリーズのアッパーレイヤーは透明で、インテリアの天然繊維が透けて見える。
たとえば、ニュルブルクリンク24時間レースでスタートした「ポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツMR」では、運転席と助手席のドアとリアウィングに天然繊維が使用されている。従来の合成素材に比べ、有機繊維はカーボンファイバーに匹敵する製造工程で発生するCO2を85%削減できるため、エコロジカルな利点がある。天然繊維は農業の残渣として使用されるため、食糧栽培に支障をきたすこともない。
オーストリア製のスキーの長さは184cmと177cmがある。長い方のモデルのサイドカットは131-106-127mm、半径は17.8mである。
文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB
【関連記事】
・【比較試乗】「フォルクスワーゲン TロックTDI Style Design Package vs TDI Sport vs TDI R-Line」アナタならどのT-ROCを選ぶ?
・「キャデラック XT4」ジャーマンスリーをロックオン! プレミアムコンパクトSUVの大本命!【試乗記】
・【インタビュー】このプロジェクトを通して日本のモータースポーツをもっと元気にしたい!「ARTAプロジェクトプロデューサー・鈴木 亜久里」
・【国内試乗】「ホンダ N-ONE」見た目は変わらずも中身は大幅に進化
・【国内試乗】「レクサス・ニューLS」徹底的な作りこみを施した常にイノベーションを追求するフラッグシップ