アメリカ代表 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、11月28日発表予定のFIFAランキングでも15位に。FIFAワールドカップ北中米大会開催国のアメリカ代表が16位にランクインする見込みだが、同国内では森保ジャパンとの対戦を望む声が湧き起こっている。

 事の発端は、2025年6月14日から7月6日までアメリカで開催される「CONCACAFゴールドカップ」の参加国を巡る海外メディアの報道。同大会は原則として北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)加盟国のみで行われるが、2025年度に関しては北中米W杯開催を踏まえて参加国が16から24に拡大される模様。

 アルゼンチン紙『オーレ』は2023年7月、CONCACAFが欧州サッカー連盟(UEFA)、アジアサッカー連盟(AFC)、アフリカサッカー連盟(CAF)からそれぞれ2か国を招待する方針であると伝えた上で、アジアからの参加国有力候補に日本、韓国を挙げていた。

 しかしアラブ紙『アッシャルク・アルサト』は2024年11月22日、ゴールドカップの参加国について「アジアからサウジアラビアとカタールが招待される予定」と報道。ただ2か国ともに、W杯アジア最終予選残り4試合で本大会ストレートインを逃す可能性が大いにある。

 この中東メディアの報道を受けて、アメリカ方面からは「アメリカがサウジアラビアと対戦しても、メリットなさそう」「サウジアラビアもカタールも、大したことない」などと、両国を格下扱いする声が噴出。

 くわえて「サウジアラビアよりも日本と対戦した方が、アメリカの強化に繋がる」「日本代表を招待すべきだ」「日本とイランが、ゴールドカップ参加に相応しい」などと、日本代表のゴールドカップ参戦論も盛んになっている。

 日本は過去に3度アメリカと対戦して2勝1敗。前回は2022年9月23日にドイツで相対し、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)とMF三笘薫(ブライトン)のゴールにより2-0で勝利している。