浦和レッズ 写真:Getty Images

 浦和レッズは2025年開催のFIFAクラブワールドカップに参戦。Jリーグは11月25日に2025シーズンの明治安田J1リーグやYBCルヴァンカップ等の試合日程・大会方式を公式発表したが、日本サッカー協会(JFA)幹部が同クラブのサポートを約束。必要に応じた試合日程の見直しを示唆している。

 浦和はAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場のヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、横浜F・マリノスとともに、ルヴァン杯で準々決勝から参加することに。2025シーズンのプロA契約登録枠は「クラブW杯で日本を代表するクラブとして最高の結果を残してもらう」ことを理由に、浦和のみ27人から30人に拡大されている。

 JFA技術委員長の影山雅永氏は先日、インドネシアで報道陣の取材に対応。「我々は、浦和レッズがFIFAクラブワールドカップ2025の舞台に立てることを嬉しく思っています」と語った上で、Jリーグクラブが国際大会で結果を残すことを目的とした理念や施策に言及している。

 「クラブW杯などの国際大会で好成績を残すことは、日本サッカー界にとって重要ですし、そうあり続けるためには、(Jリーグなど)日本国内の大会がトップレベルになり、クラブと選手の競争力がアップする必要があります」 

 「(国際大会で)Jリーグクラブを後押しするためにも、国内大会の試合日程は、つねに見直す必要があります。JリーグクラブがクラブW杯やAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)など国際大会に出続けて、Jリーグがトップレベル基準を取り戻さないといけません」

 「我々は各クラブをしっかりとサポートします。AFC主催大会参戦クラブのJリーグ公式戦の日程調整や、アウェイゲームへのJFA・Jリーグスタッフの派遣などを通じて、AFCクラブランキングのアップに貢献することが、JFAとJリーグの使命です」