そんな中、ジャークでアタリが遠のいたので、ワームで静かに狙う作戦に変更。するとついにヒット!先ほどの魚より少し大きい50cm級のシーバスを手にした。かなり痩せていたが、暴れて魚体にフックが刺さるほど元気だ。この後、時合が終わったのかしばらく魚の気配が消えて、代わりに北風がさらに強くなったので、さすがに終了とした。何だか物足りない釣果だがこれは仕方ないと釣行を締めくくった。
バラシ多数も今後に期待
この日の釣行はまるで修行のようだった。北風が終始強く吹き、川の流れを風が押し戻す最悪の展開になった。そして、とにかく寒く、リールを巻く手もランディングも体が思うように動かず、実は何度もシーバスをバラシてしまった。
今回はワームも活躍した(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
しかもそんな魚に限って良型だった。それらを全てキャッチしていれば、数匹は追加できていたかと思うと悔しいが、この季節の気温の変化を甘く見過ぎていた。やはり夜は天気予報より寒くなることを想定した準備をした方がいい。
以前にも書いたが、防寒対策はまさに釣果に直結する。それを自分で書いておいて自分で体感する、何とも皮肉な釣りとなった。しかし、シーバスを釣るには水温はちょうど良く、今回も予想以上にアタリがあったので今後に期待しようと思う。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>