マイケル・オルンガ 写真:Getty Images

 ケニア代表の守護神であり、現在、南アフリカ共和国プレミアサッカーリーグ(PSL)のリチャーズ・ベイに所属するGKイアン・オティエノが、同国代表キャプテンFWマイケル・オルンガ(アル・ドゥハイル)の移籍の噂について現地メディア『FARPost』のインタビューで語っている。

 2018年から2020年にJリーグ柏レイソルでのプレー経験のあるオルンガは、現在カタール・スターズリーグのアル・ドゥハイルで活躍している。2024/25シーズンの第10節までに8試合に出場して8ゴール2アシストを記録。得点ランキングでトップに並び、10月には月間最優秀選手賞を受賞するなど、チームの中心選手として輝いている。

 そのオルンガに、PSLのクラブ、カイザー・チーフスへの移籍の噂が浮上。これについてオティエノは、「彼とは頻繁に話をしているが、カイザー・チーフスの件については何とも言えない。ただ、アラブの巨額契約を前にすると簡単には決断できないだろう」とコメントした。

 また、「PSLは素晴らしいリーグだ。いつかオルンガにもここでプレーしてほしい。彼がPSLでプレーすれば、リーグの価値が高まるだけでなく、多くの若いケニア人選手たちにとって大きな目標となるだろう」と、移籍の持つ象徴的な意味にも言及した。

 オティエノ自身、ザンビアン・プレミアリーグのZESCOユナイテッドからPSLに2024年7月に移籍し、リーグの競争力と成長を肌で感じているだろう。オルンガの南アフリカ移籍の可能性について、オティエノはカタールでの実績を評価しつつ、次のステージでもその実力を証明できるとの期待を寄せているようだ。

 現在、オルンガはアル・ドゥハイルをリーグ首位に導く原動力として活躍しており、その決断が彼自身とアフリカサッカー全体にどのような影響をもたらすか、注目が集まっている。