散策(名所以外も見てみる)
中国の紙幣に描かれている景色が、桂林の一番の名所ですが、今回は名所以外の場所に目を向けてみます。記念撮影をする新婚カップルを横目に、路地裏を散策してみると、放し飼いの犬や牧畜牛の落とし物、農作業から帰るおばあちゃんの姿があります。
この路地裏の風景は、九州の田舎町出身の私にとって、懐かしさを感じさせるものでした。懐かしいはずの風景に独特な形の岩山が広がり、フィクションと現実、そして子ども時代の記憶が同時に蘇る、不思議な感覚に浸ることができました。
<放し飼いの犬がこちらを伺っています。観光客に慣れているのか、吠えてきません>
<背景が美しいと、牛の落とし物も神秘的に見えてきます>
<大根を収穫したおばあちゃんが雨上がりの道路を歩いています>
食事(屋台で一杯、ホテルで豪勢に)
散策中、突然土砂降りの雨に見舞われました。屋台で雨宿りしながら、小魚や川エビの揚げ物と瓶ビールで一杯。天気の変わりやすい桂林ではテントが設置され、防水加工の扇風機まで用意されています。
<屋台の前の様子。数分後には大雨になりました>
<雨宿りをしながら一杯>
雨が止んだ後はホテルに戻り、しっかりとした食事を楽しみました。桂林名物の麺をはじめ、ナマズ料理やチマキご飯を注文。ナマズは柔らかく、辛みのあるタレと相性がよく、お酒が進む味わいでした。桂林の自然の恵みを存分に味わうことができました。
<よく見るとナマズの髭が見える>
<笹で巻かれたチマキご飯、出汁が効いていて美味しい>
<雨上がりに岩山に虹の橋が架かっていました>
まとめ
桂林の風景は、漫画や映画などで目にしたことがあるかもしれませんが、実際に訪れるとその二次元の世界が現実に広がり、日本の原風景を思わせる部分もあります。
経済発展の進む中国では、観光地にも多くの投資がなされており、宿泊施設や飲食店などが整備されています。原風景の残る景色を楽しめるのは、あと数年かもしれません。
ぜひ、このエリアへの旅行を検討してみてください。
※ホテルやタクシー価格は2024年9月情報になります。
文・写真・AIKEITA/提供元・たびこふれ
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