料金は平日2時間の入浴で750円。一日いると1500円です。湯上り後のまち相場がまた渋い。子供のころ遊びに行った祖母の家がこんな感じだったかな。少し懐かしさを覚えます。

手前が男湯、向こうが女湯。平日の午前中ということもありますが、他の観光客は一切いません。3キロも離れていない新倉山の賑やかさからは想像もできません。絶景の桜はもちろん好きですが、人混みが苦手な私はこっちの方が断然好き。贅沢な温泉独り占めを楽しみます。

温泉の中はこんな感じ。湯舟はさほど大きくなく5人も入ればいっぱい。普段からそこまでお客さんは多くないのでしょう。それでも一人であれば十分すぎる広さ。やや熱めの風呂でゆったりと寛ぎます。臭いやとろみなどがない癖のないさっぱり感を感じさせてくれるいいお湯です。

と、窓の外を眺めると坪庭に桜が。露天風呂はありませんが窓越しに花見を楽しみつつ温泉を楽しみます。時折風が吹けば桜吹雪が舞い散る絶景までみられます。この景色を一人占め。至福です。

昭和感満載の看板、よき。電球おじさん、この手の長さでどうやって帽子かぶるんだろ。

湯上り後はこちらの広間でも休憩できます。こたつにタオル干し。家庭感満載で実家に帰ってきたような気にさえなってしまいます。都心部のスーパー銭湯じゃ絶対にない味のある休憩施設です。昼食をここで摂ることができるようで、名物の吉田うどんなどを注文することができます。

縁側で寛いでいた猫が「なんだよ、寝てたのによぉ」と文句を言っているかのような様相を見せつつ部屋を出ていきました。