19日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=143円90銭台に急落した。約2週間ぶりの円安水準。米国の利下げペースが緩やかになるとの見方から、円売り・ドル買いが進んだ。午後5時現在は142円50~51銭と前日比62銭の円安・ドル高。
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一方、東京株式市場では円安を好感、日経平均株価は一時前日比1000円超上昇した。
米連邦準備制度理事会(FRB)は18日、政策金利を通常の倍となる0.5%引き下げた。利下げは4年半ぶりだったが、パウエル議長が大幅な利下げの継続に否定的だったことで、日米の金利差は急激には縮小しないとの思惑が広がり、円安・ドル高が進行した。
外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長は「米国の雇用情勢が今後、それほど悪化しなければ、利下げは一段と緩やかになるとの観測が広がり、円相場は年内に149円程度まで下落する可能性がある」と指摘した。
日経平均の終値は775円16銭高の3万7155円33銭。自動車株など輸出関連株を中心に買われ、全業種が上昇した。 (了)
提供元・Business Journal
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