AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2024/25シーズンに参戦中の中国1部・山東泰山に、3部降格の可能性が浮上。FC東京の指揮官を今季限りで退任するピーター・クラモフスキー氏、鹿島アントラーズ行きが濃厚とみられる川崎フロンターレの鬼木達監督の招聘計画が白紙になるかもしれない。
山東泰山は2024シーズンの中国1部リーグを5位で終了。次シーズンのACLE出場権を逃しているが、中国『163新聞』は11月24日にチェ・ガンヒ監督解任の可能性を報道。同クラブは後任候補にクラモフスキー氏、鬼木氏ら複数名をリストアップしているという。
ただ韓国メディア『スポーツ朝鮮』が26日に伝えたところによると、中国サッカー協会(CFA)が山東泰山に3部降格や外国人選手獲得禁止の処分を科すとのこと。MFヴァレリ・カザイシュヴィリやFWゼカなど、外国人選手の放出に迫られる可能性があるなど、大幅な戦力ダウンは避けられない見通し。3部降格となれば、外国人指導者の招聘は厳しいとみられる。
一方でクラモフスキー氏の去就を巡っては、中国メディア『捜狐』が22日、中国1部・北京国安の指揮官に就任する見込みだとリポート。また鬼木氏については、一部で鹿島行きで合意に達したと報じられている。
なおCFAは2024年9月、男女問わず120試合で八百長や賭博が確認され、41クラブが関与したと公式発表。2024シーズン終了後に八百長に加担したクラブを処分することを明らかにしているだけに、現地では山東泰山が八百長・賭博に関わったのではという声も挙がっているという。