そろそろ上がろうかと思っていた13時、隣の人に鋭い引きがきて上がったのが20cmのアイゴ。ほぼ同時に私にもアタリがあり、「アイゴか~」と思っていたところ、ゆっくり上げると、18cmのキントキダイだった。近くにいた隣の人に聞くと、時々群れが入ってくるとのこと。この釣り場では初めて見たが微妙なサイズだったので、リリースすることにした。
持ち帰ったイワシの釣果は5~11cm20尾で、ほか息子がさばきたいというのでネンブツダイもキープした。魚はすべて息子が練習しながらさばいて、各調理方法で美味しくいただいた。釣って楽しく、さばいて学び、食べて美味しい。水温が下がってくると群れも少なくなってくるので、早めの釣行がお勧めだ。
刺し身と揚げ物(提供:週刊つりニュース関東版 青砥一生)
なお、日・祝は基本的に小田原の魚市場が休みなので竿を出しやすい。平日は船の出入りが多く職漁者が作業しているので、邪魔にならないように。市場の開場日はHPなどで確認しよう。
トウゴロウイワシについて
トウゴロウイワシは、イワシと名前が付くものの、マイワシやカタクチイワシは別の種族。そしてある地方の方言で「着物を脱がず着たまま寝ること」を「トンコロ」と呼び、トウゴロウイワシが死んでもウロコが剥げにくいことから「トンコロ」→「トンゴロ」「トオゴロ」と呼ばれるようになった。
ウロコが硬くて敬遠されがちだが、少し手を加えれば十分食材になる。
<週刊つりニュース関東版 青砥一生/TSURINEWS編>