私が考えるにマイナンバーカードがなかなか普及しない主な理由は3つあって

1 使い道がまだない 2 面倒くさい 3 政府を信用していない

です。

まず1はいまのところ、コンビニで住民票や戸籍謄本を取れる以外に使うところがない。まあ、海外と仕事するときにソーシャルセキュリティナンバーのカードとして使うことはあるが、ほとんどの人は関係ない。

2については政府は最大2万円というエサで普及をさせようとしていますが、そもそも日本では金をクレクレという割には実際には食うに困ってる人はそれほど多くなく、所得税払ってないのは大半が年金暮らしの高齢者だが、こちらも生活には困ってないから、まだ使い道のないマイナンバーカードを作ろうというアクションが起きないわけです。ちなみにわたしは貰ったポイントをPayPayの「GAFAMなどに連動するテクノロジーコース」で運用して490円儲けました。w

3はですねえ。主にあまりお金が無い左翼系の方に見受けられるんですが、国に自分の口座を把握されたくないとかいうんですが、金融機関の信用調査ネットワークにではあなたの貯蓄や借金がすべて登録されていて業者は閲覧できるんですよ。サラ金屋さんもね。それがよくて国がだめというのがよくわからん。よほど脱税しているのかなと思いたくなります。

なお、別に政府与党が推し進めているわけじゃないですよ。立憲民主党の若手のホープ、中谷さんも「破綻しそうな日本を救うのはマイナンバーカードしかない」と断言しておられます。わたしの著書をご覧下さい。

で、この1は、今後「運転免許証」「健康保険証」と融合することにより、1枚でいいことになる。自由に選択じゃなく、運転免許も健康保険証も強制的に融合させるべきで、それでもいやなら両方とも失効してしまうようにすればよい。運転免許はもともと公安委員会から貸し出されているもので個人のものじゃないし、健康保険証も同様に健康保険組合から貸し出しされているものだから、普通にできるでしょう。

なんのためかというと

不正利用を防ぐため!!!

です。

健康保険は不法滞在の外国人や健康保険にはいっていない人が知り合いのを借りて使い回ししている例が多数あるらしいし、それはみんなきちんと保険料を払っている人たちが負担して、それでも足りなくて国は莫大な国債を発行して借金で支払っている。

また生保受給者の中には精神科を回って向精神薬を貰いまくって販売している輩もいると聞いた。こういうのもすべて不正で少しでも負担を減らせるわけです。

マイナンバーカード”ゴールド”の導入で経済活性化

で、もうひとつアイデアがありまして・・・

高額納税者向けにマイナンバーゴールドを発行

するのはどうでしょう。

高所得者ではなく、高額納税者です。高額納税者は自分の分だけではなく、たくさんの人の分まで負担しているのです。高須先生先生ありがとう。こうした人は優遇されてしかるべきです。が、たいしたことは自治体ではできません。

・役所で並ぶ順番を優先してくれる ・免許更新も別列ですばやく

くらいしかできませんが、ホテルも、レストランも、寿司屋も、スーパー銭湯も、マッサージも、美容院も、どこでも喜んで優待してくれます。値引きなどしても喜ぶ人たちではないので付加価値サービスをプラスするでしょう。特別室とかスペシャルメニューとかそういうやつ。だって本当にいい客だから。

詐欺も撲滅できる

SNSでは「××稼いだ自分」がたくさんいますよね。

こうした方もこれからは「お前のマイナンバーカード見せろ」と言われるでしょう。偽物を出したら公文書偽造で重罪です。結婚詐欺も撲滅できますね。運転免許と一緒ですから見せて貰えばすぐわかる。

たくさん稼いでいても税金払わなければ犯罪者です。たくさん税金を納めている人は、たくさんの人を養っているのですから偉いのです。尊敬すべきです。こうした考え方が社会に広がらないと永遠に負け組国家です。

そんなわけでマイナンバーゴールドカード、ぜひ発行してください。

編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年10月5日の記事より転載させていただきました。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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