安倍派のパーティー券収入をめぐる疑惑を受け、松野官房長官などの安倍派所属議員4名の大臣全員が交代するという「事実上の内閣改造」が行われました。

自民党の萩生田政務調査会長らも辞表を提出し、安倍派の「5人衆」である有力議員が、その役職を退くことになりました。

いずれも安倍派以外の閣僚経験者で以下の４名が就任しました。

官房長官＝林芳正 前外務大臣（岸田派） 経済産業大臣＝齋藤健 前法務大臣（無派閥） 総務大臣＝松本剛明 前総務大臣（麻生派） 農林水産大臣＝坂本哲志 元地方創生担当大臣（森山派）

4人の閣僚が同時に辞任するという非常に珍しいケースとなりました。

組閣時などの記念撮影に使われる階段 首相官邸HPより

■

とくに官房長官にはその手腕が問われています。

前閣僚たちは説明をせずに静かに退場しました。