しかしアタリはなく時間だけが過ぎていく。下流の女性がヒットするも痛恨のバラシ。その後も誰も釣れない。
そしてまたまた女性がヒット。今度は見事取り込んだ。しかしメスは産卵のために必要なので漁協に明け渡す。持って帰っていいのはオス3匹まで。匹数は漁協によって違うが、メスは例外なく持って帰れない。
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当日は高水で四苦八苦
午前中はボウズで折り返す。釣果は全体で1匹と厳しい感じだ。そして午後からはダム放水があったようで水位がさらに上昇。濁りも濃くなってきた。瀬は激流と化し、ポイントはさらになくなった。流れの緩い場所は手前の足元だけだ。
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キラキラ輝くメス68cmキャッチ
増水するとサケも瀬の中にはいられないはず。もしかして足元に寄ってきているかもしれない。その思いで足元を丹念に探っていくと。コツンと小さなアタリ。ウグイかなと思ったが、もしかしてもあるので大アワセするとゴンゴンと首を振る確かな重量感。サケだ。やっとヒットした。
流れの中へ走られないように岸際へ寄せる。何度か息を吸わせたところで監視員が取り込んでくれた。キラキラ輝く魚体は海から上がりたてのフレッシュなサケ。68cmのメスだった。サケを持って写真を撮りたいが、メスはできるだけ水面に上げず水槽に入れられた。
この後は時間だけが過ぎていき午後3時に納竿した。報告書にサケの大きさ、性別、ヒット時間を記載。アンケート用紙も記入して提出。腕章なども全て返却した。機会があれば参加したい。
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<週刊つりニュース中部版APC・松森 渉/TSURINEWS編>