名古屋グランパス 写真:Getty Images

 Jリーグは11月25日、明治安田J1,J2,J3リーグやYBCルヴァンカップ等の2025シーズン試合日程・大会方式を公式発表。ルヴァン杯の方式を巡り、賛否含めて様々な意見が挙がっているほか、今季の覇者・名古屋グランパスに対する優遇を求める声も湧き起こっている。

 2024シーズンから大会方式が一新されたルヴァン杯だが、FIFAクラブワールドカップやAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の開催に伴い、ヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、浦和レッズがプライムラウンド(準々決勝)から出場することに。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)を戦うサンフレッチェ広島は、プレーオフラウンドからの参加となる。

 この5クラブを除くJリーグ55クラブが、1試合制のノックアウト方式を行うことに。名古屋についても、今季優勝という実績が考慮されることはないという。

 FIFA、AFC主催大会の日程を踏まえた上で、ノックアウト方式の免除クラブを決めたJリーグだが、今回の決定には否定的な意見が。ネット上で「名古屋にもシード権を与えるべき」「今季のルヴァンの結果を反映させるべき」という声が挙がっている。

 ただ一方で、神戸、川崎、横浜FM、浦和、広島のノックアウト方式免除に対する異論には、「今季もACL組は免除されていたけど…」「国際大会を戦うチームをJリーグがサポートするのは当たり前」「年60試合を戦う厳しさを分かっていない」などと反論も。大会方式を巡り、ファン・サポーターが批判の応酬を繰り広げている。

 ルヴァン杯の大会方式をはじめ、Jリーグの決定にファン全員が納得するケースがほとんどないのは当然のこと。異論や反対意見が挙がるのは致し方ないことだが、国際大会への参戦により、さらなる過密日程での戦いを強いられるクラブへの配慮やリスペクトは必要かもしれない。