今のように既得権益を守ろうとする勢力が強くなると、挑戦者の気持ちは萎えて、世の中から活気が失われる。江戸時代から明治時代に移ったころや、太平洋戦争の大敗後、日本全体に日本が植民地化されることや日本そのものの喪失に対する危機意識が高く、若者が立ち上がった。

44歳で初代内閣総理大臣になった伊藤博文は明治維新の時には27歳であった。国を守り、国民を守ると言うと、右翼的な考えだと非難する人が少なくないが、国の将来を憂い、国を救いたいと必死になる若者が育ってきてほしいと願っている。

編集部より:この記事は、医学者、中村祐輔氏のブログ「中村祐輔のこれでいいのか日本の医療」2024年11月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。