浦和レッズは11月25日、元日本代表DF宇賀神友弥の現役引退を公式発表。同クラブ公式SNSアカウント等にファン・サポーターから感謝や労いのメッセージが多数寄せられる中、同選手のトレーニングをサポートしているスポーツ関係者から称賛の声が挙がっている。
現在36歳の宇賀神は、2010年に浦和でJリーグデビュー。10年以上にわたり同クラブでプレーし、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)をはじめ複数のタイトルを獲得。2021シーズン終了後に一度浦和を退団も、FC岐阜で2年間プレーした後、2023シーズン終了後に復帰していた。
2024年6月第21節ジュビロ磐田戦で、浦和での公式戦通算400試合出場を達成した宇賀神だが、シーズン終了を前に今季限りでの現役引退を表明。クラブ公式サイトを通じて、以下のようにコメントを残している。
「2024シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました。25年前、この誇りあるエンブレムがついたユニフォームに袖を通した瞬間から浦和レッズというクラブに魅かれ、プロサッカー選手として活躍することを夢みました。選手になるという夢を叶えた瞬間からこのクラブにタイトルという恩返しをしたいという思いだけでここまで走ってきました」
「決して多くの恩返しはできませんでしたが『宇賀神友弥』というプロサッカー選手として、1人の人間として、そして浦和の漢としての生き様を見せることはできたのではないかと思っています。15年間という幸せなプロサッカー選手生活を支えてくれた全てのみなさまに感謝します。We are REDS!」
この宇賀神の引退発表を受けて、スプリントコーチとしてJリーガーや日本代表選手など、多くのアスリートに走り方のコーチングを展開している秋本真吾氏は、「僕のスプリントトレーニングを1番理解してくれている選手がスパイクを脱ぎます」と、浦和のレジェンドを絶賛。その上で「10年間スプリントトレーニングを継続してくれたこと心から感謝しています。日本代表に選ばれた時のあの感動は一生忘れないです」と綴っている。