幼い頃のトラウマに気づかないまま成長し、それが大人になってからの生活に影響を及ぼしている人は少なくない。結婚・家族関係の専門セラピスト、ローガン・コーエン氏が、その見過ごされがちなサインについて警鐘を鳴らしている。

幼少期のトラウマとは

 幼少期のトラウマの中でも、特に情緒的ネグレクトは「目に見えないトラウマ」と呼ばれ、その影響を認識することが難しいとされている。

 生後から8歳頃までの重要な発達段階において、養育者から必要な情緒的サポート、感情の受容、十分な注意が与えられないことを指す。具体的には、子どもの感情を軽視したり、抱擁やキスなどの愛情表現を控えたりする行為が該当する。これらは「有害な幼少期体験(ACEs)」として分類され、子どもの安全感や安定性、愛着形成に深刻な影響を与える可能性がある。

あなたの中に眠る「幼少期のトラウマ」を読み解く – セラピストが明かす5つのサイン
(画像=イメージ画像 Created with DALL·E,『TOCANA』より 引用)