ダニエル・ポヤトス監督 写真:Getty Images

 ガンバ大阪は11月23日に行われた天皇杯決勝で、絶対的ストライカーのFW宇佐美貴史を怪我で欠いたこともあり、ヴィッセル神戸に0-1で敗北。試合後の報道によると、ダニエル・ポヤトス監督の来季続投が既定路線だというが、今季途中に監督交代の可能性もあったという。

 ポヤトス監督就任1年目の2023シーズンに、J1で16位という結果に終わったG大阪。失点数が「61」とリーグワーストタイだったが、今季は新戦力のDF中谷進之介を中心とした守備陣が活躍。第36節終了時点で首位の神戸から勝ち点8差の4位につけており、失点数も「34」とリーグで2番目に少ない。

 天皇杯でも決勝まで勝ち進んだだけに、ポヤトス監督の手腕を称えるファン・サポーターの声は多い。ただ、オーストラリア人ジャーナリストのサシャ・ピサーニ氏は11月21日、G大阪の監督人事について「アーサー・パパス氏とG大阪を巡る噂が、今季序盤に駆け巡っていた」と、監督交代の可能性があった過去をリポート。

 アンジェ・ポステコグルー監督のもと、横浜F・マリノスのコーチを務め、2021シーズンに鹿児島ユナイテッドFCを率いていたオーストラリア人指導者の去就について、「パパス氏のセレッソ大阪監督就任は、2024シーズンのJ1リーグ終了後に公式発表される」と伝えた。

 なおG大阪所属選手では、イスラエル代表MFネタ・ラヴィに退団の可能性が。イスラエルメディア『Sport5』は11月14日、同選手がG大阪で年俸100万ユーロ(約1億6000万円)以上を受け取っていることを伝えた上で、「G大阪が補償なしに放出することはないようだ。彼はイスラエルに戻ることを急いでいない。日本で契約満了となり、欧州挑戦を果たすかもしれない」と綴っている。