東京の秋葉原、大阪の日本橋。日本のサブカルチャーを象徴するこれらの街には文化として「メイドカフェ」が根付いている。「おかえりなさいませ」と可愛いメイドっ娘たちが、旦那様・お嬢様(メイドカフェでの来店客の呼称)を迎えて、キャッキャウフフのにゃんにゃんにゃん。そんな楽しい空間に恐怖の影が忍び寄る……!? メイドカフェなど複数店舗を経営する青年実業家K氏がその恐怖について明かしてくれた――宗教・オカルトの専門家・神ノ國ヲが突撃取材!

メイドカフェの怪異…?鏡に映る男、誰もいないフロアに響く物音と声、倉庫から覗く謎の女!そして原因不明の発病…
(画像=『TOCANA』より 引用)

――どんな心霊現象が起きましたか?

K氏:数年前、新規出店したメイドカフェで怪談イベントを開催したんです。いま思えば、奇妙なことが多かったかな。まず、そのイベント録画がおかしいんですよ。データはあるのに、なぜか見れない。データが壊れてしまっている。翌年、同じように怪談イベントを開催して、今度は先の教訓から二台のカメラで同時に録画した。にもかかわらず、二つともデータが壊れていました。

メイドカフェの怪異…?鏡に映る男、誰もいないフロアに響く物音と声、倉庫から覗く謎の女!そして原因不明の発病…
(画像=『TOCANA』より 引用)

 さらにイベント当日、あるメイドの母親が参加してくれていたんですが、どうやら見える人だったらしくて、「倉庫から女がこちらを覗いていて気分が悪いので、ちょっと外に出てきます」と言うんです。また常連のお客さんがね、イベントの途中からずっと肩が重くて「何かに憑かれたんじゃないかな」って。

 他には、こんな話があります。あるキッチン・メイドが忙しく料理しているとき、誰かが隣に来た。メイドカフェといえば「お絵かきオムライス」ですから、失敗しないようにフライパンからは目を離さずに料理している。ただ、隣に誰かが来たので、その日、キッチンに入っているメイドだと思って話しかけた。すると、隣ではなくて、自分の後ろで声がした。「え?」と隣をみると誰もいなかったそうです。

――霊の目撃もあったそうですね?

K氏:数年前でした。「最近、あの人みてないね」とメイドと話していたら、その旦那様(お客さん)が亡くなっていたことがあります。開店以来の常連の方で、病気だったそうです。残念ですよね。でも、メイドカフェってやっぱり楽しい場所ですから、そういう日常は続いていく。すると、しばらく経ってから、メイドたちが騒いでるんですよ。何があったかを聞いてみると驚きました。幽霊が出たって言うんです。

メイドカフェの怪異…?鏡に映る男、誰もいないフロアに響く物音と声、倉庫から覗く謎の女!そして原因不明の発病…
(画像=『TOCANA』より 引用)

K氏:男子トイレを清掃していたら、鏡に男性が映っていたので、振り返って「まだ清掃中です」と言おうとしたら誰もいなかったと。あれ、おかしいなって。最初は気のせいかと思ったら、そういう報告が何件かある。

 さらに、あるメイドが言うには、鏡に映ってる男性はあの亡くなられた旦那様だったと。「あ、あの人だ」とメイドが思った瞬間に、トイレのフタが勝手に開いて、さらに洗面所の水も勝手に流れ始めた。どちらも一般的な感知センサー方式なので、かなり近くで何かが動かない限り、普通は反応しません。「いや、それは壊れていただけでしょ?」って思うでしょう。違うんです。

 実はトイレも洗面所も修理したばかりで、きちんと作動の確認もしたところでした。メイドも室内にはいましたが、とくにセンサーの近くにいたわけではない。だから、そのメイドは驚いて、慌てて外に出て、怖がっていました。

 たぶん、鏡に映った人は、亡くなっても御帰宅したかったんでしょうね。あ、メイドカフェでは来館・来店することを「御帰宅する/おかえりする」って言うんです。

 ちょっと怖いですけど、そこまで愛してもらえたなら本望かなとメイドたちとは話しました。不思議ですよね。

――土地の問題でしょうか?

K氏:別の店の話ですが、十年ほど前に働いていたメイドによれば「女が影から覗いている」、また「トイレに何か出る」といった話があったそうです。でも、店舗横のビルが建て替えられて以来、そういう話がパタッと止んだんです。たしかに、隣のビルの壁には、鳥居が何個も描かれていました。「あれ、何やろうね」と常連と話していたんです。

 ある常連によれば、あの鳥居こそ「霊道」の一種で、ビルを建て替えたことで流れが変わった、と。詳しくは分かりませんけどね。

メイドカフェの怪異…?鏡に映る男、誰もいないフロアに響く物音と声、倉庫から覗く謎の女!そして原因不明の発病…
(画像=『TOCANA』より 引用)

――最近は悩まされてはいませんか?

K氏:つい最近ですが、夜中に一人のこって会計作業と給与計算していたんです。するとフロアで「お呼びの旦那様?」と女性の声がした。メイドカフェではベルを鳴らしてメイドを呼ぶんですが、深夜で誰も居ないはずのホールで女の子の声がするし、「オレ、鳴らしてへんぞ」と。不審に思って見にいくと、当然、誰もいない。その瞬間、ぞわぞわっと何かを感じましてね、その日はもう作業を途中で止めて帰りましたよ…。アレは一体何だったのでしょうね。

 K氏は、老舗のメイドカフェなどを複数経営する青年実業家である。しかし、結局、怪談イベントを行った新規店舗は、オーナーであるK氏が原因不明の病気にかかることによって閉鎖してしまったという。一体、何が彼に声をかけ、病へと追い込んだのだろうか。

※当記事は2019年の記事を再編集して掲載しています。

文=神ノ國ヲ

提供元・TOCANA

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