スペインの強豪レアル・マドリードに所属する18歳の逸材、ブラジル代表FWエンドリッキが、この冬の移籍市場でプレミアリーグのサウサンプトンにレンタル移籍する可能性が報じられている。
2024年夏にブラジルのパルメイラスから約6,000万ポンド(約116億8,674万円)の移籍金でマドリードに加入したエンドリッキだが、今2024/25シーズンは全公式戦で10試合に出場し2得点を記録するものの先発出場はなく、リーグ戦では途中出場が中心となっている。出場機会の少なさから、成長のために一時的な移籍が検討されているという。
サウサンプトンには日本代表DF菅原由勢が所属しており、エンドリッキが加入すれば共にプレーすることになる可能性が高い。スペインのメディア『Sport』によると、サウサンプトンがすでにマドリードと交渉を行い、獲得に向けた動きを進めているが、競争相手も多いようだ。セリエAのローマやラ・リーガのレアル・バリャドリードも関心を示しており、激しい争奪戦が予想される。現在降格圏に沈むサウサンプトンにとって、エンドリッキの加入は攻撃陣を強化し、降格回避に向けた重要な一手となる可能性がある。
一方、マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督はエンドリッキの才能を高く評価しているが、現在不調のチーム状況を立て直すことが最優先であり、若手選手へのプレー時間確保が難しい現状を示唆しているとのことだ。同様にマドリードに所属するトルコの若手MFアルダ・ギュレルも移籍の可能性が取り沙汰されており、アーセナルが関心を示しているという。
サウサンプトンがエンドリッキ獲得に成功するかは依然として不透明だが、菅原と共闘することになれば注目を集めそうだ。冬の移籍市場でどのクラブを選ぶのか、動向に注目が集まりそうだ。