カルロ・アンチェロッティ 写真:Getty Images

 今季のラ・リーガで2位に位置するレアル・マドリード(スペイン1部)を率いるカルロ・アンチェロッティ監督だが、首の皮が一枚繋がっている状況だったようだ。

 10月26日に行われたラ・リーガ第11節のバルセロナ(スペイン1部)戦で0-4の完敗を喫すると、続くミラン(イタリア1部)戦でも1-3で敗れたマドリード。スペイン『レレボ』によれば、4-0で勝利したオサスナ(スペイン1部)戦で仮に負けていて3連敗をしていれば、マドリードの上層部はアンチェロッティ監督の解任を通達していたという。

 この試合ではブラジル代表DFエデル・ミリトンが今季絶望の大怪我を負ったほか、ブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスやスペイン人MFルーカス・バスケスが負傷交代。ただ、ブラジル代表FWビニシウス・ジュニオールのハットトリックや、イングランド代表MFジュード・ベリンガムの今季初ゴールで快勝していた。

 なお、アンチェロッティ監督を解任した場合の後任としてクラブOBで2022年11月にフットボールディレクターに就任したサンティアゴ・ソラーリ氏の就任が有力視されていたという。フロンティーノ・ペレス会長は難しいタスクを担う理想的な人物だと評価しているようだ。

 ソラーリ氏は暫定監督当時、チームの主力選手であった元ブラジル代表DFマルセロと元スペイン代表MFイスコを構想外扱いにした一方で、現チームのエースであるビニシウスを重宝。若手選手を多く起用していた。