天皇杯決勝のガンバ大阪vsヴィッセル神戸が11月22日に国立競技場で開催された裏で、浦和レッズのジョアン・ミレッGKコーチが今季限りでの退団を発表。マチェイ・スコルジャ監督続投を望む声も挙がる中、浦和OBがコーチングスタッフの陣容に関心を寄せている。
現在64歳のミレッ氏は、湘南ベルマーレのアカデミーGKプロジェクトリーダー、FC東京、奈良クラブ、筑波大学蹴球部のコーチを経て、2022年に浦和へ。リカルド・ロドリゲス、スコルジャ、ペア・マティアス・ヘグモらのもとで、GK西川周作やGK鈴木彩艶(現パルマ)らの指導に当たっていた。
ファン・サポーターから絶大な支持を得ていたミレッ氏だが、22日にインスタグラムを通じて今季限りでの浦和退団を表明。鈴木、西川らGK陣との記念写真をアップした上で、「こんにちは。浦和レッズは私の契約を更新しないことを決定しました。ファンの皆様、そしてGKの皆様、3年間ありがとうございました」と日本語で綴ると、ファン・サポーターからは感謝や労いのメッセージは寄せられているほか、クラブの決定に対する疑問も湧き起こっている。
そんななか、浦和下部組織でのプレー経験を持つ三上綾太氏は、Xで「ジョアンミレッGKコーチの契約満了」と切り出すと、「果たして来シーズンのGKコーチは誰がやるのか。まあライセンス問題もあるから、このままジョアン抜きの安藤さんかな」と、コーチ招聘で指導者ライセンスに関する影響が出ると予想。2024シーズンからGKコーチを務める安藤智安氏の続投を予想している。
リーグ戦残り2試合で10位と、すでに今季無冠が確定している浦和。先日、FWブライアン・リンセン退団の可能性がオランダ国内で報じられたが、一部選手やコーチングスタッフの去就に注目が集まっている。