スペインの強豪バルセロナは、ハンジ・フリック監督の指揮下で今2024/25シーズンのラ・リーガを13試合戦い、その中で敗北したのは2試合のみだ。興味深いことに、この2試合では同クラブのスペイン代表17歳のFWラミン・ヤマルが先発メンバーに含まれていなかった。
敗戦を喫した9月28日のオサスナ戦(2-4)では休養が理由で欠場し、11月10日のレアル・ソシエダ戦(0-1)では右足首の怪我により出場できなかったヤマル。このことは、ヤマルの存在がバルセロナにとっていかに重要であるかを示しているといえるだろう。特に攻撃面での影響が大きいと考えられ、彼のプレーが試合の流れを左右する可能性が示唆されている。
スペインメディア『SPORT』によれば、ヤマルは現在も右足首の怪我状態を慎重に見極められており、トレーニングセッションの進行状況次第で以降の起用が検討される見込みとのことだ。フリック監督もヤマルの若さを考慮し、負担をかけない方針を取ることが予想されている。
さらに、チームはヤマル以外の主力選手も怪我の問題を抱えている。ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは腰部の問題を抱えており、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングは代表活動から早期に戻り治療を受けているとのことだ。こうした状況の中で、若きウインガーであるヤマルが復帰し、再びチームを支えることができるのかが注目されている。
ヤマルの存在は、かつてバルセロナに在籍(2004-2021)したアルゼンチン代表のFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)がトップチームに初めて登場した時期を思い起こさせ、その才能はチームにとって欠かせないピースとなっているようだ。