日時や場所などがかなり具体的に書かれているものは、多くがパワハラを否定する方向の記述ばかりです。
上掲のスライドの中にもパワハラを伺わせる、少なくとも調査する意味がある記述はありますが、その中でも特に記述が具体的なのが上掲スライドの8と9の同一人物による一つながりの記述です。
斎藤知事より一回り上の前職の先輩に当たるとする者による記述で*1、知事に対して忌憚のない意見を主張をする中で指示・叱責を受ける関係を当然のものとしている人です。
彼自身が叱責を受けたことを課内や他の部局と共有しているとし、それは業務を効率化するためのものであったこと、他の者は自分が叱責されている姿を見てパワハラだと認識した可能性について書かれています。
彼自身の認識だけでなく、知事として客観的な見え方、振る舞い方の適切性を、パワハラとは切り分けて論じている点は具体性があり、こういったものは取り上げる価値があると言えるのではないでしょうか?
*1:このような属性・経歴の者はほぼ特定できるが…
編集部より:この記事は、Nathan(ねーさん)氏のブログ「事実を整える」 2024年11月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「事実を整える」をご覧ください。