チェルシー・ウィメン FW浜野まいか 写真:Getty Images

 チェルシー所属の日本女子代表(なでしこジャパン)FW浜野まいかが、UKメディア『90min』が発表したイングランドの女子スーパーリーグ(WSL)第8節ベストプレイヤーランキングにおいて、1位に選ばれた。

 WSLはイングランド女子サッカーの最高峰リーグで、国内外のトップ選手が競い合う場であり、第8節は全試合がプレミアリーグのスタジアムで行われるなど、注目度の高い週末となった。浜野は、チェルシーがマンチェスター・シティを破り(2-0)首位に立つ上で中心的な役割を果たした。

 試合では、シティに所属するなでしこジャパンの司令塔MF長谷川唯を抑えるという守備のタスクを完璧にこなしつつ、攻撃でも重要な存在感を示した浜野。特に、チェルシーの先制点となるFWマイラ・ラミレスのゴールをアシストした場面では、その攻撃センスが光った。また、守備と攻撃を両立させた20歳の活躍は、若きスターとしての可能性を示すものだったと評価されている。

 ランキングには他にも、アーセナルのFWアレッシア・ルッソやブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンのMFフラン・カービーといった名選手が選ばれている。

 アーセナルは現地11月16日の北ロンドンダービーでトッテナム・ホットスパーを3-0で下し、ルッソの先制点が試合の流れを決定づけた。一方、カービーは同日のウェストハム・ユナイテッド戦(3-2)で決勝点を挙げ、ブライトンの好調を維持した。これらの選手たちも印象的なパフォーマンスを見せたが、浜野の多面的な貢献が他を圧倒した形だ。

 また、チェルシーは1試合未消化ながらこの勝利でリーグ首位に立った。浜野の攻守にわたる活躍は、チームのタイトル争いを後押しする原動力となり、今後もその存在感が鍵を握るだろう。