チリ2部デポルテス・マガジャネス所属のアルゼンチン人FWホアキン・ラリベイが、ジェフユナイテッド千葉時代を振り返るとともに、Jリーグの良さや欠点を語った。
現在40歳の同選手は、かつてカリアリやセルタなど欧州の複数クラブでプレー。2017年1月にUAE1部バニーヤースから千葉へ移籍すると、来日1年目からリーグ戦で19ゴールを挙げ、得点ランキングで3位に。翌2018シーズンも2桁ゴールをマークするなど、キャプテンとして活躍していたが、2年でチームを去った。
海外メディア『オール・アジアンフットボール』で11月22日に掲載されたインタビュー記事によると、ラリベイは「千葉でのプレーは、間違いなく僕のキャリアで最高の経験のひとつだった」と満足感をあらわに。
「リーグの競争力は高かったし、非常にプロフェッショナル。満員のスタジアムもそうだけど、プレーする上で素晴らしい雰囲気だった」と、日本のプレー環境を称えた一方で、「(Jリーグでプレーしている日本人選手には、)日本でプレーした我々外国人に備わっていたずる賢さが少し欠けていたかもしれない」と語っている。
また同選手は、2シーズンで千葉を去り、パラグアイ1部セロ・ポルテーニョへ移籍した理由も告白。「日本でプレーしたことに、後悔はないよ。(2018シーズン終了後、)千葉に残留するチャンスはあったけど、妻が2人目の子供を出産する直前だったんだ」と、家庭の事情を挙げている。
「バニーヤースと千葉のことは今でもフォローしている。ただ正直に言うと、千葉のスタジアムや街に僕や家族の大切な思いがあるんだ」と、千葉に対する愛着を強調したラリベイ。今でもなお、ファン・サポーターの間で同選手の活躍ぶりが語り継がれている。