ブラジル人MFアルトゥール・シルバはFC東京、横浜FC、カターレ富山と渡り歩いた後、大宮アルディージャで活躍。J2昇格、J3優勝を成し遂げただけに、大宮残留を望んでいるほか、海外大手飲料メーカー『レッドブル』によるクラブ買収を前向きに捉えているようだ。
2019年にFC東京へ加入して以降、6年間Jリーグの舞台でプレーしているシルバ。FC東京在籍時は出場機会が限られていたが、2023シーズンにFC東京から期限付き移籍先の富山で本領発揮。J3リーグ30試合の出場で9ゴールを挙げると、2024年1月に大宮へ移籍する。
その大宮では、FW杉本健勇らとともに攻撃陣をけん引。リーグ戦27試合のスタメン出場で7ゴールと結果を残しており、24日開催のJ3最終節・富山戦での活躍も期待されている。
ブラジルメディア『グローボ』で11月22日に公開されたインタビュー記事によると、同選手と大宮の契約は今年12月に満了を迎えるが、選手本人は残留への思いを明かしたという。
「今月末には契約更新の可能性について、交渉が始まるはずだ。ただ、日本でも他のクラブからのオファーが届く可能性を排除することはできない。僕は(プレーや環境に)慣れた日本に残って、もっと日本のサッカーを理解することを最も大事にしたい。大宮に残ってJ1昇格を目指したいけど、まだ何も決まっていないし、どうなるか様子を見たい」
またシルバは「レッドブルが加われば、クラブの規模はさらに大きくなる」と、Jリーグ史上初となる外資系企業の経営参画に対する期待感をあらわに。「マリオ・ゴメスのプランは、5年以内のJ1優勝、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場であり、ACLE優勝も目指している。このクラブはあらゆる面で進化しているし、僕もこのプロジェクトに参加したいよ」と、「RB大宮アルディージャ」でのプレーに意欲を見せたという。