ネタ・ラヴィ 写真:Getty Images

 ガンバ大阪所属のイスラエル代表MFネタ・ラヴィには、11月23日開催の天皇杯決勝(対ヴィッセル神戸)を前に、今季限りで退団の可能性が報じられている。

 現在28歳の同選手は、イスラエル1部マッカビ・ハイファFCで5年以上にわたりプレーした後、2023年1月にハイファからG大阪へ完全移籍。来日1年目の2023シーズンは、リーグ戦24試合でスタメン出場するなど、主力選手として活躍していた。

 しかし今季はコンディション不良もあり、ここまでリーグ戦でのスタメン出場はわずか8試合。9月29日のトレーニングで左膝軟骨損傷という怪我を負って以降、公式戦でのプレーがなく、天皇杯決勝でもベンチ外になるとみられる。

 そんななか、イスラエルメディア『Sport5』は11月14日に「ハイファがネタ・ラヴィの再獲得を望んでいる。彼はコンディション不良を理由に、今季あまりプレーしていない」とリポート。同選手は現在、G大阪で年俸100万ユーロ(約1億6000万円)以上を受け取っているが、ハイファ復帰の場合はクラブの財政などを理由に減俸を避けられないとのこと。記事では「G大阪が補償なしに放出することはないようだ。彼はイスラエルに戻ることを急いでいない。日本で契約満了となり、欧州挑戦を果たすかもしれない」と綴られている。

 なお同メディアはネタ・ラヴィの去就について、2023年11月にハンガリー1部フェレンツヴァーロシュTCからの関心を報道。フェレンツヴァーロシュTCの関係者が11月にハンガリー国内で行われた欧州選手権(EURO)予選のイスラエル戦2試合で視察に訪れたことを伝えていた。

 またイスラエルメディア『ONE』は2023年12月、選手に近い関係者の話として「欧州の上位リーグで、かつG大阪で受け取っている年俸に劣らない条件のもとプレーすることを彼は望んでいる」と伝えていた。