サッカー日本代表「森保ジャパン」は、11月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対インドネシア代表、中国代表)で、いずれも勝利。28日発表予定のFIFAランキングで15位をキープする見込みだが、海外メディアはDF長友佑都(FC東京)、FW古橋亨梧(セルティック)、FW浅野拓磨(RCDマジョルカ)らの名前を挙げながら、日本代表の問題点を指摘している。
米メディア『ESPN』は11月22日に「日本は森保一監督の掲げるW杯優勝という大胆な目標にどれだけ近づいているのだろうか?」という見出しのもと、日本の現状を分析。「主力選手のメンバーレベル」「選手層」「森保監督の手腕」「メンタリティー」と4つの観点から深掘りしているが、このうち「選手層」について「4つの要素の中で最も欠けている」とした上で以下のように綴っている。
「セルティック所属の前田大然や旗手怜央は素晴らしい実績を持っているが、国際舞台で特に目立った活躍はしていない。また古橋はセルティックで活躍しているが、代表チームにもらたすものを示すためのチャンスはまだ与えられていない」
「11月の最終予選で招集されなかった選手を見ると、日本代表の戦力を強化できるのは、現在負傷で戦列を離れているFW上田綺世(フェイエノールト)、DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)、DF冨安健洋(アーセナル)の3人だけだ」
「長友はJ1の舞台で依然として結果を残しているが、まだ代表チームに招集されているという事実は、控えとして頼れる選手が不足している現状を反映している。日本代表には、カタールW杯でドイツ代表から決勝ゴールを奪った浅野のように、頼りがいがあり、波乱を演出できる選手がいるが、浅野のような選手は所属クラブでも国際舞台でも長期間にわたって十分なパフォーマンスを見せられず、先発メンバーに食い込めていない」