最近、中古のiPhoneが注目されています。もちろん、最新のiPhoneが非常に高いというのもあるんですが、それ以上に古いiPhoneでも問題なく使えるので、実際にかなり売れているんですね。そこで今回は、中古iPhoneのメリット&デメリット、失敗しないポイント、そして具体的に目的別でオススメのiPhoneを紹介していきます。

中古iPhoneメリット&デメリット

大人気の中古iPhoneどれにするかオススメ紹介! メリットやデメリットも解説<みずおじさん>
(画像=(画像は筆者YouTubeチャンネルより),『オトナライフ』より 引用)

中古iPhoneのメリットは、何と言っても比較的高性能なiPhoneが安価で入手できるということです。iPhoneのiOSサポートが切れていても、実は重要なセキュリティアップデートは古いiPhone用に配信されているので、今でも安心して使えるんですね。

中古iPhoneのデメリットは個体ごとに状態にバラつきがあること。いわゆる”ハズレ“を掴む可能性がありますが、これは中古なので仕方がないことでしょう。

とくに、バッテリーの状態は見た目では分からないので、注意する必要があります。もし、バッテリー最大容量が80%を切っていると、かなり使い勝手も悪くなります。店頭であれば本体の状態を現物で確認できますし、ネットやフリマで購入するときも本体の状態が記載されていますので、購入前に必ず確認しておきましょう。

失敗しないためのポイント解説

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(画像=(画像は筆者YouTubeチャンネルより),『オトナライフ』より 引用)

中古iPhoneを買うときは誰でも失敗したくありませんよね。そのために、まず確認したいのが「SIMロック」の状況です。SIMフリーなら、どのキャリアのSIMカードでも使えるんですが、SIMロックされていると、そのキャリア(ドコモやau)のSIMカードでしか使えないんですね。

iPhone 13以降はすべてSIMフリーで販売されているのでさほど気にしなくていいんですが、それ以前の機種になるとSIMロックがかかっている場合もあります。もっとも、最近の中古販売店ではSIMロック解除されている場合がほとんどで、たとえば「au端末(SIMロック解除済)」といった表示があれば、SIMフリー状態であることが分かります。

次に注意したいのが、ネットワークの利用制限がかかっている、いわゆる“赤ロム”です。これはiPhoneの代金の分割払いが残っている、あるいは不正契約されたものですので、いくら安くても、基本的に初心者は手を出さないほうがいいでしょう。

もちろん、バッテリー最大容量の確認や本体の状態の確認は必須です。フリマの場合、ボタンが効きにくいとか音が出ないといったことは、小さく書いてあったりしますので、ここあたりも確認しておきましょう。なお、中古のiPhoneには箱や付属品は基本的に付かないと思ってください。ACアダプタや充電ケーブルなどは自分で準備しないといけないことが多いと思います。

中古iPhoneの状態

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中古iPhoneをネットで購入するときは現物を確認できませんが、本体の状態は「ランク」である程度判断できます。

ショップによって基準は異なりますが、まず「Aランク」はほぼ新品といえる状態で目に見える傷はありません。「Bランク」は多少の擦り傷がある美品です。「Cランク」は目立つ傷があってバッテリーもちょっと劣化しているでしょう。「Dランク」はいわゆるジャンク品です。大きな傷があってバッテリー最大容量も80%以下、動作保証もありません。

というわけで、基本的には「Bランク」以上であれば安心して使えますので、長く使いたいなら「A」か「B」。本当に電話やLINEだけ使えばいいのであれば「Cランク」を狙うのもアリですが、やはり、バッテリーが劣化していると1日持たないので注意してください。

【目的別】価格重視(iPhone 8)

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それでは目的別にiPhoneを紹介していきましょう。まず、「価格重視」なら2017年発売の「iPhone 8(64GB)」がオススメ。価格は1万2,000円~2万円前後と格安です。これはもう、電話やLINEができてYouTubeとかを視聴できれば十分という人が対象ですね。

iPhone 8は4.7インチでA11チップ搭載。指紋認証のTouch IDにも対応します。また、ビデオ再生時間は最大13時間なので、普通に使っていれば丸1日はバッテリーが持つでしょう。

もちろん、最新の3Dゲームなどはちょっと重いですし、バッテリーの減りも早くなるので、そういったゲームをしない人向けになります。ちなみに、iPhone 6や7になると1万円以下で買えたりしますが、ストレージ容量が16GBや32GBしかありません。さすがに、今どきストレージが32GB以下だとアプリもほとんど追加できないので、あまりオススメできません。

【目的別】機能重視(iPhone 12)

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(画像=(画像は筆者YouTubeチャンネルより),『オトナライフ』より 引用)

中古でもある程度iPhoneらしい機能を楽しみたい「機能重視」の人には、2020年発売の「iPhone 12(64GB)」がオススメ。6.1インチで画面も大きく色鮮やかな有機EL採用でキレイ、顔認証のFace IDに対応します。また、ビデオ再生時間は最大17時間なので、iPhone 8よりも4時間も長く使えるんですね。

さらに、高速5G通信やワイヤレス充電MagSafeにも対応。カメラ性能も高くてA14チップを採用しているので、最新3Dゲームもそこそこ動作します。

2026年のiOS 20には非対応の可能性がありますが、現状では最新版iOS 18にも対応しています。価格は3万5,000円~4万5,000円程度しますが、これだけの機能が搭載されており、iOSのサポートも2026年くらいまで受けられることを考えると、決して高くはないでしょう。

目的別:コスパ重視(iPhone SE・第2世代)

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「コスパ重視」なら2020年発売の「iPhone SE・第2世代(64GB)」がオススメ。これは中古市場で常に大人気のモデルです。

その理由は基本性能が高い割に、価格が1万6,000円~2万2,000円と格安であること。具体的には4.7インチの小型モデルで指紋認証のTouch IDに対応。ビデオ再生時間は最大13時間です。iPhone SE・第2世代はカメラもシングルでディスプレイも液晶なんですが、A13チップを採用しており、実はiPhone 11と同等の高性能を持っているんですね。

2025年のiOS 19あたりから非対応の可能性がありますが、最新のiOS 18に対応しているので、コスパの高さはピカイチでしょう。

目的別:中古でも最高のiPhone

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(画像=(画像は筆者YouTubeチャンネルより),『オトナライフ』より 引用)

「中古でも最高のiPhone」ということなら、価格もこなれてきた2021年発売の「iPhone 13(128GB)」がオススメ。

何しろ24年9月にiPhone 16が発売されるまで、バリバリの現役モデルとして販売されていたので性能的には十分です。6.1インチと画面も大きくFace IDに対応。ビデオ再生時間も最大19時間とかなり長めです。また、ストレージは最低でも128GBあることにも注目ですね。

2027年のiOS 21あたりから非対応の可能性がありますが、最新のiOS 18に対応するので、中古でも十分にiPhoneの最新機能を堪能することができるでしょう。最近まで現役モデルだったこともあり価格は5万7,000円~8万円前後とけっこう幅があるんですが、今後も長く使えることを考えると、この価格も納得ですね。

まとめ

いかがでしょうか? 今回は中古iPhoneについて紹介してきましたが、筆者のオススメはコスパ重視の「iPhone SE・第2世代」です。iOSのサポートはさほど長くないんですが、安価なのに十分な性能があるので、まさにコスパ最高のモデルとなっています。

最後に重要なポイントを紹介しましょう。それは、「iPhoneはバッテリーを交換すれば新品同様に動作する」ことです。

つまり、安価なモデルを購入してバッテリー交換するというのもアリなんです。たとえば、iPhone 8やSE・第2世代のバッテリー交換費用は、Apple公式でお願いしても1万1,200円ほどです。