■再び高まるカナダのUFO熱
今に至るまでこの「ファルコン・レイク事件」について当局は何の説明もできないとしている。
これに業を煮やしたカナダのサイエンスライターでUFO研究家のクリス・ルトコフスキ氏は、ミカラク氏の家族と協力して、氏が遺した「ファルコン・レイク事件」についての資料と情報をできる限り収集して保管する作業に着手した。
この作業の過程でルトコフスキ氏は、ミハラク氏の息子のスタン・ミカラク氏との共著となる「ファルコン・レイク事件」についての著作「When They Appeared: Falcon Lake 1967: The Inside Story of a Close Encounter」を出版したのだ。
そしてルトコフスキ氏はカナダ国内でのUFO事件のデータベースを構築、充実させることを思い描き、この「ファルコン・レイク事件」を含むこれまで収集したUFOに関する資料をマニトバ大学のアーカイブスである「University of Manitoba Archives & Special Collections」に寄贈した。UFOについての情報がオープンになることで、解明の糸口が見つかることが期待されている。
2019年11月には、このマニトバ大学でルトコフスキ氏とスタン・ミカラク氏が「ファルコン・レイク事件」についての講演を行い、ミカラク氏の焼け焦げた帽子とシャツが初めて一般公開された。
カナダでのUFO熱は昨今再び高まっており、2018年4月にはカナダ造幣局がこの「ファルコン・レイク事件」を記念した20カナダドル記念硬貨を発売している。
あらためて脚光を浴びる50年以上前の「ファルコン・レイク事件」とともに、カナダでのUFO目撃情報からも目が離せそうにない。
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
【関連記事】
・初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
・航空機から撮影された「UFO動画」が公開される! “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
・有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
・ネッシーは巨大ウナギではない! 統計的調査結果から数学者が正体を予測
・積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?